ファーゴ中心地区, 都市デザイン
都市デザインの諸課題
歩くための都市
CITY FOR WALKING
車が占拠するスペースから歩行者のためのエリアを取り戻す。
建物構造に車の交通と駐車場を整理し、ダイナミックな歩行者の動きを生み出すように、
安全な建築地形を抽出する。ファーゴの市民の重要機能となるビジターセンター、
待合ロビー付きのバス停、自転車ステーション、レンタカーサービスなどの公共機能を組み込み、
ダウンタウンの観光を強化する。
アクティビティの都市
CITY OF ACTIVITIES
「オープンスペース」、「スクエア」、「テラス芝生」、「コンコースプラザ」、「ギャラリア」の連なりにより、
活気ある都市アクティビティを生み出す。「スクエア」は、ブロードウェイと 北二番アベニュー(2nd Avenue N)の
南西交差点の既存のオープンスペースから継承された空間であり、USバンクと新しい建物によって明確にエッジを定義し、
小さな都市の森、芝生、噴水、石畳とベンチがモザイクなどにより構成する。
「テラス芝生」は、「スクエア」のパノラマを見通すための日当たりの良い座席スロープで、
コンコース上のオープンスペースと地上レベルを橋渡す。
「コンコースプラザ」は、活動的な歩行者プラットフォームで、車道を覆い、東側から西側、またはブロードウェイから
北5番通り(5th street N) までの横断を提供する。このストリップ(細長い連続空間)は、
連続したショップフロントと小売店、オフィス、スカイウェイへの入り口を形成する。
大階段のガラス屋根のオープンスペースである 「ギャラリア」 は、中二階とコンコース階の小売店へのスムーズなアクセスを提供し、
「スクエア」 と 北3番アベニュー(3rd Avenue N)の間の広い通路をつなぎまとめる。
集落のような都市
CITY AS VILLAGE
限られたスペースに、住宅、商業、レクリエーション、文化のさまざまな都市機能が“ネストした
(入れ子のように組み込まれた)”活気のある都市コミュニティを創出する。
実際の都市ニーズにおける社会的、文化的多様性と偶発性を許容する。すなわち、
小売スペースとオフィススペースは、個人から公共の要求まで、
さまざまな状況に柔軟に対応しなければならない。カラフルで鮮やかな外壁ファサード、
つまり、ヒューマンスケールを土台とする基本的な建築要素である柱、窓、バルコニー、
部屋などにより、内部の多様なプログラムを誠実な表情として明快に統一する。
ファーゴ, ノースダコタ, USA
LEVEL 1, 街路レベル
LEVEL 2, コンコースデッキレベル
LEVEL 3, ブリッジレベル
LEVEL 4
LEVEL 5, ルーフガーデン, プール
アクソメ, LEVEL 1
アクソメ, LEVEL 2
時間の戦略, 日々の, 週, 月々, 季節, 年, 生涯のリズム
生きる有機体としての都市
CITY AS A LIVING ORGANISM
都市計画と維持管理戦略の継続的なサイクルを開発し、
段階的なリズム、日、週、月、季節、年、そして生涯にわたるリズムをつくる。
このような時間を意識した都市マネージメントは、持続的な流れ、
つまり生命が自身で自律的に維持するように、「開かれた自己組織化システム」を生み出す。
最終的なデザインの目標は、都市の形ではなく、人々が都市を持続的に使用するための方法である。
市場、レストラン、劇場としての都市
CITY AS MARKET, RESTAURANT & THEATER
グランドキャノピー、ガラスのギャラリアのゲート、座ったり寝転んだりできる柔らかい地面などにより、
「歓迎」と「誘因」のための豪華なジェスチャーを建築的に創造する。
マーケット、コンサート、ダンス、移動式フード店、ストリートダイニングなどの屋外イベントを
スケジュールする。劇場的な雰囲気、囲まれた領域感を規定するために、
壁、窓、バルコニー、テラス、階段、スロープ、街路、そして木々により、空間を包み込む。
都市プログラムの時間的デザイン戦略
アトリウム, 大階段, 劇場
ファサード, 街路
外部芝生スロープ
都市広場
緑の都市
CITY OF GREEN
広範に植樹し、緑地と日陰を作り、アスファルトとコンクリートで覆われた人工地盤の温度を低下させ、
湿度を上昇させる。小動物や植物の住処となるような「島」を育み、都市の生物多様性に貢献する。
太陽光発電、地熱空調、自然光利用、自然換気、緑の屋根、緑の壁など、
パッシブかつ省エネルギーの建築システムを採用する。