Rhino Inside Revit アップデート
Rhino8にアップデートしてから、Rhino.Inside.Revitをインストールしておらず、久しく使ってなかった。先日Rhino.Inside.Revitをセットアップしたところ、だいぶ様変わりしていた【01】。使い方を思い出そうと、「RevitでGrasshopperを走らす」と題したずいぶん前のブログ(2021年3月)を引っ張りだしたのだが、コンポーネントも変わっていて悪戦苦闘した。とりあえず目的は達成したので、せっかくなのでその成果を共有したいしたいと思う。筆者のワークステーションの性能も格段に上がったので題名通りRevitでGrasshopperを走らせよう!
【01】最新バージョンのリボン
Geodesic Domeジオデザイックドームの作成
ジオデザイックドームを作る方法はいろいろあるのだが、今回は、Grasshopper (GH) の2つのプラグイン ① RhinoPolyhedra と ② Weaverbird を使った方法を紹介。Rhino8からは、Food4Rhinoのサイトを介さず、RhinoからPackageManagerで直接インストールできるようになっている。PackageManagerで見つからないプラグインはいつも通り、Food4Rhinoなどからインストールしてください。
① RhinoPolyhedra
ジオデザイックドームを生成するツールがネイティブのMeshツールの中にインストールされる。また親のRhinoの中にもジオデザイックドームを作成するモデリングツールがインストールされる。
【02】RhinoPolyhedra、GHのMeshにネスト
②Weaverbird (Wb)
ポリゴンメッシュでのパネリングなどの加工が得意なプラグイン。メッシュから窓パネル(Mesh Window)や窓枠(Mesh Frame)をつくるコンポーネントが便利。
【03】Weaverbird (Wb)
Polyhedra / Icospher ジオデザイック多面体のコンポーネント
それでは準備が出来たので、ジオデザイックドームのモデリング。
Mesh / Polyhedra / Icospher
でジオデザイックドームを一発で作成【04】。Scaleは半径を示す。Densityは分割数。ここでは3に設定。Density は上げ過ぎると動かなくなるので注意。0の場合は正20面体【05】。
【04】ジオデザイックドーム Scale = 3000 Density = 3
【05】Density = 0 では正20面体
半球ドームにしたいので、XY平面で上下でスプリットする【06】。
Mesh /Utility /Mesh Split Plane
【06】Mesh Split Plane
Weaverbird ガラスパネル&枠の作成
【06】は単なるメッシュのドーム。ここから窓ガラス(パネル)をつくるのは、
Weaverbird / Transform / Weaverbird’s Mesh Window
窓枠(マリオン)をつくるのは、
Weaverbird / Transform / Weaverbird’s Picrure Frame
先のドームのメッシュデータからワイヤをつなげるとインスタントに生成【07】。
【07】Weaverbird’s Mesh Window & Picrure Frame
この窓枠は平面なので見込み60を与える【08】。
Weaverbird / Transform / Weaverbird’s Mesh Thicken
【08】Weaverbird’s Mesh Thicken
ガラスは枠(マリオン)見込みの中央に配置したいので、見込60を2等分した30移動(オフセット)する【09】。
Weaverbird / Transform / Weaverbird’s Offset Mesh
※パネルが一枚だけうまくオフセットされないので、いったんMeshツールのDisjoint Meshを介して移動している
【09】ガラスをマリオンの中央に移動、Weaverbird’s Offset Mesh
最後にガラスに厚み10を与える【10】。
Weaverbird / Transform / Weaverbird’s Mesh Thicken
【10】ガラスをに厚みを与える
これをGHのコンポーネントを選択して、RevitでBakeするとプロジェクトの中にドームが読み込まれる【11】。
【11】RevitでBakeして読み込まれたが…
これで完成と行きたいところだが、この状態だとRevit上でマテリアルがアサインできないことに気づく。それを解決する一つの方法は、RevitでBakeする前に、Rhino上でBakeしてそのRhinoモデルにガラスと窓枠のマテリアルをアサインし、その3DMモデルをRevitにインポートするやり方がある。しかし、どうせならGHでマテリアルをアサインしてRevitに取り込みたい。ここからがクライマックス。
Add DirectShape
とりあえず、とにもかくにも、GHでつくったジオメトリーをRevitに読み込みたい時は、RevitリボンのAdd DirectShape (Geometry)【12】。
【12】 Revit / DirectShape / Add DirectShape (Geometry)
たとえばRevitのLoftでつくったフォームなど、とりあえずなんでもRevitに取り込める【13】。
【13】 Loftで作成したサーフェスをGeometoryとして即席インポート
このDirect ShapeにはMaterialの入力端子があるので、ここにパラメーターを入力できるはず。
Add Material
【14】 Add Material
まずAdd Materialでマテリアルの名前を定義しておく。次にColour RGB でマテリアルに色を与え、最終的にRevitのマテリアルアセットに持って行くために、以下のようにMaterial Graphics、Replace Material’s Assetとつなぐ【15】。
【15】色の設定、その他マテリアルパラメーターの設定
最後に先のDirect ShapeのMaterial端子につなげる【16】。
【16】DirectShapeのMaterial端子に接続
すると、マテリアルがRevit内でアサインされた【17】!
【17】GHで定義したマリオンの黄色とガラスの水色が無事に読み込まれる
Revitのマテリアルブラウザを確認すると、GH上で定義した枠とガラスのマテリアル『*Aluminum』と『*Glass』がちゃんと読み込まれていることが分かる【18】。
【18】Revitのマテリアルブラウザ
ここまでできれば、Lumionでもマテリアルをアサインできる【19】。
【19】RevitからLumionにインポートしてマテリアルをアサイン
Adaptive Panel
これで終わりにはできない。先ほどのブログのようにパネルはRevitのファミリー、前回ブログで作成した『Adaptive三角パネル』を割り付けたいところ。意外にシンプルな以下の手順。Adaptiveコンポーネントは、Meshは認識しないので、まずMeshの境界を抽出する。
Mesh / Analysis / Face Boundaries
を使うのがポイント。これはBrepとしてまとまっているので、Deconstruct Brep で分解し、それぞれの三角Brepのエッジを抽出し、
Revit / Component / Add Component (Adaptive)
につなげるとRevitにうまく読み込まれる【20】。
それと、肝心なことをすっかり忘れていだが、Revitのアダプティブコンポーネントを取り込むために、Built-in Categoriesでファミリーのカテゴリー (✓Cutain Panels)を、 Element Type Picker でコンポーネント(✓アダプティブパネル_三角)を指定している。 (この辺のコンポーネントが前回と違う。)
【20】Add Component (Adaptive)
うまく割り付けられてない大きなパネルが2枚があるが、ピン固定を解除しDeleteすると【21】、
【21】うまく割付られないパネル(地面リングの微小なフラグメント)をDelete
無事に Adaptive Panelの割付が完了。とくにおおきく欠損しているところは無いようだ。Adaptive Panelには枠とガラスのマテリアルをアサインしているのでRevitでレンダリングすると以下のようなレンダリング結果となる【22】。
【22】Adaptive三角パネルの割付
結果オーライとして、この辺で打ち止めとしましょう。
250908 HN















